こんにちは!
はぴゆるの森のきょんです٩( ᐛ )و
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今回は女郎蜘蛛ちゃんの話だよ〜
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陽キャでアピール上手な夏とは違い
秋はいつも素知らぬ顔してクールにやって来る🍂
今年も例年通り“はぴゆる庵”のお庭の一角に
女郎蜘蛛ちゃん達が立派な巣を掛け始めている。
その一角とは、
決まって洗濯物干し台のあるスペースなのだ。
(お庭で一番風通し良いからかも)
困ったことに毎年、物干し台では無くて
竿の方に巣の軸糸を掛ける子が数匹いる。
竿に巣糸を掛けられると、
洗濯物ハンガーの掛け具合によっては
ハンガーが風で揺らめき巣をぶっ壊してしまうのだ。
数年前までの“良い人癖が抜け切らない”わたしは、
もう既に巣を掛けてしまってるのだからと
出来るだけ巣を優先して、
洗濯物を干す際は巣に当って壊さぬように
最新の注意を払うよう努めていた。
そうすると、ちょっとのスペースしか干せなくて
内心とても困っていたのに、
じぶんの心には蓋をして良い人で在る事に
努め続けた。

だが、暮らしというものは
良い顔ばかりもしていられないものだ。
結果、何やかや巣を壊す事になり、お互い嫌な想い
(蜘蛛はどうか分からないけれど、少なくともわたしはかなりショックで
自分で自分を傷付けるw)をするのだ。
それはわたしにとって非常に不本意だし
何より蜘蛛に面目が立たない。
まぁ、それでも彼女らは持ち前の逞しさでその都度
立派に巣を張り替えて飄々としているのだが。。。
けれど、いよいよ寒さが厳しくなり
初冬にもなれば女郎蜘蛛ちゃんも体力が無くなって、
壊れた巣はそのまま惨めに汚れて数本の糸状になり、
破れた巣の残骸(数本の糸)に
ただくっ付いているだけという
なんとも見るも無惨な姿になっていることもあった。
そうもなると
壊してしまったわたしの胸は痛み罪悪感は一層膨らむ一方だった。
特に昨年は、1匹の女郎蜘蛛ちゃんが物干し竿を使って
派手にドヒャーっと巣を張っていた為に、
数週間もすると、わたしはうっかり顔面から巣に体当たりして
激しく破ってしまったりで
本当に申し訳無い氣持ちになってしまったのだった。
しかも、それ以前にこの子には
既にお願いして2度も巣を掛け替えて貰っていた。
(いま想えば、その時のお願いの仕方が中途半端だったせいでキチンとこちらの意向が伝わっていなかった)
謝っても謝ってもわたしに巣は作り直せない。
不甲斐なさと自分を責める氣持ちが湧き上がると同時に、
こんな場所に巣を掛けた蜘蛛ちゃんをも責める氣持ちが
胸の奥底で密かに渦巻いていた。
「こんな迷惑な場所に掛ける女郎蜘蛛ちゃんが悪いんだよ!」
ハッ!!
その時、わたしはじぶんの中にある“良い人癖”に漸く氣づいた。
じぶんの本音
「ここは困る!別の場所に掛けてくれれば良いのに!」を、
押し殺して“蜘蛛には蜘蛛の事情もあるのだろう”と、良い顔して相手を優先させたことがそもそもの発端だと想い至った。
じぶんを押し殺して相手を優先させると、
一見その場は波風立たないが、心の奥底に押しやった不調和な感情は
消し去ることは出来ない。いつか浮上して来る。
相手を責める氣持ちさえ浮かんでしまう!!
結果お互い嫌な想いをする事になる。
それキッカケで、昨年からは物干し竿に巣を掛けている子達には
すかさず巣のお引越しをお願いして、
洗濯物が引っ掛からない場所へと移動して貰っている。
どの女郎蜘蛛ちゃん達もあっけなく掛け替えてくれた。
な〜んだ!
初めっから素直にお願いしたら
蜘蛛ちゃん達はしっかりと聴いてくれる!!
人間界ではとうの昔から意識してやってきたことだったが、
自然界相手だと何処か臆してしまうわたしだった。笑
小さな虫たちや木々、山々。言語でのやり取りをしない分、
エネルギーで対話しようとして妙に氣を遣いすぎていたのかも知れない。
どうあれ、この女郎蜘蛛ちゃんのお陰で
わたしはじぶんの心に蓋をして自然界を優先してトラブっていたこと、
自然界相手でもこちらの意志を素直にしっかりと伝えるって
本当に大切だと痛感したのでした。
ここまでが昨年の前置き!笑
さて、今年はと言うと
早2匹の女郎蜘蛛ちゃん達が巣を掛けていたが、
先代の女郎蜘蛛ちゃん達が既に伝達してくれているのか、
どちらも洗濯物干し竿は使わずに上手に巣を掛けてくれていた。
「ありがとうね!今年も物干し竿に掛けないでくれて!
他の子達にも伝えてね!」
そう言った矢先の翌朝、お庭に出ると
なんと!3匹目の女郎蜘蛛ちゃんが
物干し竿に綺麗に巣を掛けてしまっていた。
そこで早速彼女と面と向かって真摯に話し合いをした。
というか、殆どわたしが真剣にお願い
(「これ以上貴女達の巣を壊して迷惑かけたくない!
お互いの為に巣を掛け替えて欲しい」など)をした、という形だが😂
彼女は顔をこちらに向けてじっと聴き耳を立ててくれていた。
その結果、その翌朝にはお願いした通り、
物干し竿から巣糸が外されて、
他の障りない場所へと見事に張り替えてくれていた!!
おおお!!
昨年よりも対応が早い!!
これは、わたしの意識が昨年よりも一層クリアになって
素直に伝えることが出来ているという事ではないだろうか!
嬉しい!!
しかも、巣糸を1本も残さず綺麗に移動してくれている!!
と言うのは、
移住当時(8年前)のはぴゆる庵の女郎蜘蛛ちゃん達は、
どの子も巣をそのまま放置してこの世を去っておられた為、
強い巣糸がいつまでも残って掃除しても箒に絡まったりで
始末が悪かった。
かつて博多時代の最愛の女郎蜘蛛フランクリンが
巣糸を1本も残さずこの世を去ってくれる事を教えてくれていたので、
耶馬溪の女郎蜘蛛ちゃん達にもその様にお願いした。
すると、どの子も巣糸を残さず大元の世界へ還るということを
徹底してくれるようになった。
何とも有り難いことです(^人^)
みんなみんな愛〜˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚
